鹿サポ 一喜一憂ブログ

喜びも、悲しみも、鹿島アントラーズとともに。一年365日、毎日鹿島アントラーズの事で一喜一憂してしまう様子をお伝えするブログです。

J1第1節 広島戦 追想版 ~味方のフォロー~

広島の鹿島対策は、ルヴァン杯で対戦した名古屋の更に上を目指したものでした。

名古屋はCB+ボランチを3トップでプレッシャーを掛け、鹿島にビルドアップをさせないことを目的としていましたが、広島は、FWはあえてCB+ボランチにプレッシャーを掛けず、フリーなポジションで待機し、後ろ向きでくさびを受けたMFからボールを奪った後にフリーなFWを使ってショートカウンターを狙っていました。
守備に自信があるチームだからこその作戦だと思いますが、これが見事にはまり、1点目、3点目の失点シーンとなりました。

ザーゴのサッカーでは、くさびを入れると同時に周りの選手は次の攻撃のポジションを取るため、そこでボールを奪われることが致命傷になります。
ザーゴ監督もそこは十分理解していて、『後ろ向きでボールを持った選手は無理にターンしない』ということを最初から選手に伝えていますが、昨年の鹿島とは正反対の考え方であるため、選手の意識が十分に変わっておらず、ここを狙われてしまいました。
大事なリーグ開幕戦の勝ち点を失うこととなり、高い授業料を払ってしまいましたが、今後の試合で同じミスを繰り返さないようにしなくてはなりません。

くさびを受ける選手の意識はもちろん大事ですが、周りの選手のフォローも不可欠です。
具体的には、以下の二点になります。
①相手選手が背後から迫っていることを声で知らせる
②くさびの選手がダイレクトではたけるパスコースを作る

①については、できていたかの確認は難しいですが、②については改善の余地があると思います。
更に②でパスを受けた選手が、プレッシャーを掛けに来た相手によってできたスペースを使うことにより、逆にこちらに有利な展開につなげることができます。

得点すら取れず苦しい状況ですが、自分たちが目指すサッカーを信じて、逆境を克服して欲しいです。